こちらもエスケープシーケンスについての説明はたくさんあったのですが、意外と「1行のコードを改行して書く際に使用する。」こちらに関しての記述がなかったので、記載していきます。
「`」(バッククオート)は1行のコードを改行して書く際に使用する
ソースが長くなると見辛くて嫌ですよね
そんな時に「`」(バッククオート)を使用すると見やすく記述できます。
例えば以下のようにエラーログを出力したい場合
#改行無しで記載すると可読性が低い
Write-Host -Level "Error" -Line "2342" -SiteUrl "https://nabelog.org/" -SiteName "nabelog" -Category "Info"
「`」(バッククオート)を使用して改行して記載
#改行ありで記載すると見やすい
Write-Host -Level "Error"`
-Line "2342"`
-SiteUrl "https://nabelog.org/"`
-SiteName "nabelog"`
-Category "Info"
こういった使い方もあります。
「`」(バッククオート)はエスケープ文字
$, & ` ” ‘ などの特殊な記号を文字として出したいときに使用します。
前に書くと,これらの記号をそのまま文字として扱う.
Write-Host "`$`,`&```"`'"
#以下が出力されます。
$,&`"'
「`」(バッククオート)はエスケープシーケンス
改行などを表現したい場合に記載します。
他のエスケープシーケンスは他のサイトを参考にしてください。
GUIユーザーのためのPowerShell入門(14) PowerShellの文字列リテラル
これまでの連載の中で、明確に説明せずになんとなく使ってきたものがあります。PowerShellの文字列リテラルの表記です。今回は、文字列リテラルの表記について紹介します。リテラル(literal)とは、$aや$strのような値が変化する変数ではなく、プログラム中に固定的な値として直接表記する数値や文字列のことです。定数...
以下のように「`」+nで改行を表現できます。
Write-Host "た`nて`nが`nき"
#以下のように改行されて出力されます。
た
て
が
き
まとめ
小技ですが、参考になりましたら幸いです。
コメント